大学生ライターが教える!学生がアルバイトで「webライター」になる5つのメリット

大学 講義風景

大学生や短大生にとっての「アルバイト」といえば、皆さんはどのような職種を思い浮かべますか?

現役学生の私としては「塾講師」「飲食店スタッフ」あたりを挙げたいですね。

もちろん世の中には様々な学生の働き口があり、「良いバイト」も「悪いバイト」も存在するわけですが、フリーライターとして活動中の私は「アルバイトとしてのwebライター」をオススメしたいところです。

以下では、現役大学生ライターの私がメリットと注意点を解説していきますね。

1.そもそも、大学生はwebライターになれるの?

さて、本論に入る前段階として、大学生の皆さんが疑問に思うであろう

「そもそも、アルバイト感覚でwebライターってなれるものなの?」

という点についてお答えしておきます。

結論から言えば、全く問題なくなれます。というより、むしろ

「専業でやるにはオススメしない仕事だが、アルバイトや副業でやるには絶好の職種」

とさえ言えてしまうのです。

ご存知かどうか分かりませんが、皆さんが何気なく見ているwebページの中には、こうした学生や主婦の方が執筆されているページがごまんと存在しています。

そして、こうした「副業ライター」は、たいていの場合

といった「クラウドソージング」と呼ばれる個人の働き手とクライアントを結ぶサイトを介して仕事を獲得しています。

もちろん、用意されてる案件は良いものから悪いものまでありますが、未経験の大学生であればまずは1文字あたり0.5円~1円くらいの案件から手を出してみるとよいでしょう。

これ以下は時給換算すると割に合わなくなってしまいますし、逆にこれ以上は初心者ライターを採用する確率がほぼゼロになってしまうためです。

ただし、当然ながら全ての大学生に「webライターをやったほうがいいよ!」とは言いません。

どんな職種にも言えることですが、世の中には向き不向きが絶対にありますからね。そこで、私的に考える「webライターを目指してみるべきな学生の特徴」をまとめてみました。

  • 好きとまではいかなくとも、文章を書くのがたまらないほど苦痛ではない
  • ブログやnoteなどを書いている、あるいは書いてみたいと思っている
  • 固定シフトなどバイトの都合で予定を左右されたくない
  • 最低限の自己管理・PC操作ができる

だいたいこのあたりでしょうか。

もちろんすべて満たしている必要はありませんが、少なくとも文章を書くのに抵抗があるのであればライターの仕事はしないほうがいいでしょう。

2.学生がwebライターをする5つのメリット

ここからは、いよいよ本論の「学生がwebライターをするメリット」を紹介していきたいと思います。

現役大学生ライターとして活動する私が実感したメリットばかりなので、皆さんにも自信をもって紹介できます!

1.仕事量・収入を自分の都合や予定に合わせて調整できる

アルバイトをしている学生を悩ませるのが「自分の予定とアルバイトとのバランス」ではないでしょうか。

実際、私の周りにいる学生に話を聞いても

  • テスト前なのに長時間シフト入れられて辛い
  • シフトが希望通り反映されなくて全然働けない
  • 曜日固定のシフトと予定がバッティングしてしまう

などなど、やはりアルバイトのシフト制度については不満が多いように感じます。

実際、雇用主の立場として職場を円滑に運営するためにシフトを上手く回す必要があるのは理解できますが、学生としては「そんなん知ったこっちゃねーよ」というのが正直なところでしょう。そして、これらの悩みはwebライターとして活動することで解消される可能性が高いです。

もちろんライターの世界にも締め切りや急な仕事、逆に突然の依頼打ち切りなどは存在します。

しかし、一方で仕事量は自分で勝手に調整することができますし、もし仮に調整を許してくれないようなクライアントとはオサラバすればいいのです。

仕事量を調整するということは必然的に収入を調整することにも繋がりますから、金銭の出入りも簡単に上下させることができます。

さらに、ライティングはPCさえあれば仕事する場所を選ばないので、

  • 引きこもりたいのでずっと家で仕事したい
  • 大学の空きコマなどスキマ時間に仕事したい
  • 留学中に海外から仕事がしたい

などなど、非常に多様な働き方を取り入れることが可能なのです。実際、私がフリーライターとして活動している一番大きな理由はここにありますね。

2.自己分析がスムーズにできるようになる

世の中には神羅万象無数のトピックが存在するように、ライティング対象の分野についてもやはり膨大な量が存在します。

比較的案件の多いジャンルに絞ってみても

金融・仮想通貨・転職・出会い系・携帯電話関係・VOD紹介…etc

など、挙げていけばキリがないほど…。

この中から我々ライターは対象ジャンルを絞り込んでいくわけですが、そこに際しては他人に聞くのも限度があります。

もちろん割のいいジャンルや案件の多いジャンルなどはあるにせよ、結局は「自分の得意とする、詳しい分野か?」および「自分の好きな分野か?」という点が一番大事になってきます。

必然的に自分の好きな分野に対しては詳しいことも多いでしょうし、この絞り込みがもっとも楽に、かつ効率的なライティングに直結してくるでしょう。

しかし、皆さんは「自分の好きなジャンル」および「自分の得意ジャンル」を、本当に端的な形で説明することができますか?

これができれば苦労はしないのでしょうが、いざ尋ねられると答えに窮してしまう学生さんも多いのではないでしょうか。

実際、私自身も駆け出しのころはこの点でずいぶんと悩まされたものです。

例えば、自分が好きで詳しいと思っていたジャンルが、実は好きなだけでそれほど詳しくないと、ライティングを通じて知るなんてことも…。

こうした作業を積み重ねていくと、これも就活でよく問われることになる「自己分析」が知らず知らずのうちに具現化されていくのです。

皆さんもやってみれば分かりますが、「自分を知る」ということは想像以上に難しいものですから。

3.好きなことについて書くだけで収入を得られるかも

上記で説明したような「自分の好きなこと」が見えてくれば、それについて気の向くままに書くだけで収入を得られる可能性があります。

実際、先ほど示した以外にも本当に多岐に渡るライティング対象があるので、皆さんが日々親しんでいるような趣味の範疇でも十分にアルバイトとして成立し得るのです。

私の場合、史学専攻のため少しばかり詳しい「歴史」や、趣味として鑑賞している「映画」「アニメ」などが仕事に直結しています。

もちろん、例えば「医療記事」「金融記事」のように専門的な知識を必要とする分野ほど原稿料が高い傾向にはありますが、エンタメ系の記事でもバイト代として十分な金額を稼ぐことは難しくありません。

皆さんの中でも「好きなことでアルバイトをできている」という方は決して多くないと思いますので、webライターとなることによってそこに近づけることは大きな意味があるでしょう。

4.営業力・提案力が向上する

これは「ライティングそのもの」によって得られるメリットではないのですが、そもそも案件を獲得する際に求められる「営業力」「提案力」といった部分を鍛えることが可能です。

当然ですが、未経験かつ学生が案件を獲得するには自らの手で売り込みをかけるほかありません。

そうなれば、クラウドソージング上において希望の案件に当選するためにある程度の工夫が必要になってくるのは自明。

ライバルは日本中にいるわけですし、割のいい案件には採用人数以上の応募があることも珍しくありません。

このため、私もそうでしたが最初のうちは何度も何度も「お祈り通知」を食らうことになるでしょう。

しかし、そうした経験を通じて「どうしたら自分を採用してくれるのだろうか…」という考えが必然的に思い浮かぶでしょうし、結果としてそれが後に控えているであろう「就活」にも直結していきます。

これは少々めんどくさく感じられるかもしれませんが、長期で契約してくれる「お得意様」を見つけるまでの辛抱ですし、培った力は人生の様々な場面で役に立つことでしょう。

5.情報検索・分析力が大きく向上する

クライアントによっては、「SEOを意識したライティング」といったリクエストをされることがあります。

ここでいうSEOとは「サーチエンジンオプティミゼーション」の略で、要は「Google検索でより上位に表示されるテクニックを取り入れた記事」ということを指すものです。

もちろん記事そのものの質というものも大切になってくるのですが、現状のwebライティングではこうした点に気を配った「SEOライティング」というものが重要になってきます。

したがって、webライターとして活躍する以上SEOに対する知識をもっておくに越したことはありません。

そして、このSEOを理解するということは、現状の「WEB」という世界そのものを理解することにも繋がってくるのです。

なぜなら、昨今のwebサイトはその大半がGoogle検索で上位を獲得することを目指して記事が設計されており、その部分の構造を理解できるとweb世界全体の構造を把握したも同然になりますからね。

こうしてweb世界の構造を知れるようになると、

「Google検索で上位に登場するサイトは、必ずしもいいサイトとは限らない」

ということが分かってきます。

実際、SEOを含めたweb広告や収入面を理解できるようになると、

  • 〇〇さんの年齢は?現在は?年収は?というようなタイトルから何の中身もないブログ
  • スマホで見ているといつまでも追いかけてくる邪魔な広告
  • アフィリエイト広告で売り上げを出すために恣意的な書き方をする比較系ブログ
  • 大した情報量がないくせに数十ページに分割されているサイト

などなど、皆さんが普通にブラウジングを楽しんでいるとイラっとする点がなぜ採用されているのかを知ることができるのです。

これを押さえて応用すると

「自分の見ているサイトは本当に正しく中立で、かつユーザーのリクエストに答えようとしているサイトか」

という、21世紀を生きる上では欠かせない「情報検索・分析力」が身についていくのです。

ちなみに、言うまでもなく私もSEOを日々勉強中の身ですので、当然ながらこの記事にも出来得る限りのSEO対策が盛り込まれています。

皆さんが検索経由で当記事を発見してくださった暁には、私の作戦が成功しているとご理解ください(笑)

もっとも、当サイトはGoogle広告・Amazon広告を配信し収益を獲得しているものの、内容についてユーザーの皆様を広告に誘導することや誤クリック狙いの広告配置はいっさい行っておりません。

そもそもそれらの行為は規約で禁止されていますからね。

というわけで、内容についてはなるべく中立に、かつベストを尽くして書いていますので、その点は信用していただいても問題はないかもしれません。

ただし、「どうも、我々は姑息な手で収益を獲得しようとする悪いサイトです」と宣言するヤツはいませんので、そこは皆さんの「情報分析力」が肝心になりますね。

3.webライターになることはメリットばかりではない

ここまで、「学生がwebライターになるメリット」という点に的を絞って解説を加えてきました。

個人的にはアルバイトでライターをしてみるのは決して悪いことだとも思えませんし、オススメしたいからこそこの記事を書いているわけです。

専業でライターをやるのは博打になってしまいますが、バイト感覚であれば仮に合わなくても辞めてしまえばいいだけですしね。

ただし、当然ながらwebライターをすることはメリットばかりでないこともまた事実。

例えば、文中でも指摘したような「軌道に乗せるまでの労力」「仕事が突然なくなるリスク」はありますし、さらに「対人コミュニケーション力」はあまり育たないと考えた方がいいでしょう。

それでも、私の周りには「君はバイトしに大学に入ったの?」と聞きたくなってしまうほど、将来の役には立たなさそうなバイトに明け暮れている学生が少なくありません。

もちろん学費や生活費のためにやむを得ずそうした生活を強いられているのかもしれませんが、そうでない学生は「webライター」という自由なアルバイトを検討してみては?

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ABOUT US
齊藤 颯人
『Red Pencil』編集長、FP事務所『トージンFP事務所』代表。1997年東京生まれ。上智大学文学部史学科卒業。大学在学中より学生ライターとして活動し、卒業後はそのまま新卒でフリーライターに。歴史やフリーランス、旅行記事などを中心に執筆し、フリーランスメディアで編集者としても活動している。