夫と結婚した理由は「フリーライターだった」から?妻の目線で語る、フリーライターとの結婚

夫と結婚したのは「フリーライターだった」から?

こんにちは、ライターのあさです。

皆さん「恋愛と結婚は違う」という言葉を一度は耳にしたことがあると思います。

世間でそう言われる理由は、「生計を共にするから」。つまり、「いざ結婚」となると、恋愛とは違って相手の将来性や職業の安定性が気になってしまうのです。そのため、収入が低かったり、安定していなかったりする人との結婚は敬遠されがち……。

しかし、私は一般的に不安定な職業だと判断されがちなフリーランスのライター(フリーライター)と結婚することを選びました。なぜ、私はあえてフリーライターと結婚したのでしょうか。

フリーランスには縁のない、普通の会社員だった

具体的な結婚の経緯を語る前に、まずは簡単に自己紹介を。

私は25歳のOLです。都内の大学で一般的な学生生活を送り、普通に就職しました。就職した会社は典型的な日系企業で、先輩や上司も社内結婚や会社員同士で結婚している人ばかり。学生時代からの友人にも、フリーランスと付き合っている人はいません。

私自身も当然フリーランスになった経験もなく、将来フリーライターと結婚するなんて思いもしませんでした。

一方、夫とは学生時代から知り合いでしたが、出会って数年はただの友人でした。彼もフリーライターには縁のない学生だったはずが、大学卒業間際に突然フリーライターになっていたのです。その後は学生のフリーライターとして活動していて、卒業前に付き合いはじめています。

夫は卒業後も就職せずに新卒でフリーライターになり、私とは成り行きで同棲するようにもなっていました。しかし、付き合った当初も、同棲してからも、お互いに結婚なんて全く考えていませんでした。

結婚のキッカケは、突然のプロポーズ

そんな私が結婚を意識したタイミングは、同棲して約3か月経った頃。なんと、いきなり夫からプロポーズされたのです。

夫に後で聞いたら、「同棲が上手くいくなら結婚しても大丈夫なのでは?」と思い付きでプロポーズしたらしいですが、私はそこで初めて結婚を考えました。そして最終的に結婚を決めた理由は3つ価値観や金銭感覚にずれがなかったから、学生から社会人になってもお互いが変わらずいられたから、そして何より同棲していい関係が築けていたので、結婚してもやっていけるだろうと思えたからです。

また、私は学生時代からの貯金があったことと、結婚後すぐに子どもが欲しいといった事情もなかったので、金銭的に結婚して問題なかったことも大きいです。

相手がフリーライターかどうかは全く気にならなかった

私が結婚を考えたときに、相手がフリーライターであることは全く気になりませんでした。理由は大きく2つあります。

1つは、同棲中に相手の働く姿を知っていたからです。フリーライターは自宅でする仕事も多く、日ごろから記事を書いている姿や、取材をしたり、ツテを作ったりと積極的に活動している姿を見ていました。

特に、取材先から「また来て欲しい」と言われている場面や、継続して同じクライアントから仕事をもらっている場面を見て、不安よりもむしろ、「ちゃんとしている人なんだな」という安心を覚えていました。

もう1つの理由は、私が相手の収入に依存せず、会社員として自立していたいと思っているからです。自分が自立していたら、相手の収入が不安定でも関係ありません。最悪、私が稼いで相手を養えばいいと思っているので。

つまり、相手がフリーライターだろうとフリーターだろうと、相手の職業はどうでもいいのです。むしろ、高収入でも「女は家庭に入って」と言われる相手のほうが、正直嫌ですね。

フリーライターと結婚して悪かったことは「全くない」

フリーライターと結婚して良かったと思うことは、大きく2つあります。

1つは、夫が家にいる時間が長いことです。私は昼間会社にいることが多いので、荷物の受け取りをしてもらえて助かっています。その他にも、私の忙しい日や帰りが遅くなる日は、夜ご飯を作ってくれたり……。家にいる時間が長いので、家事も頼みやすく、とても感謝しています。

ただこの点に関しては、家に居る時間が長いフリーランスならば誰でも家事をやってくれるわけではないと思います。たまたま夫がそういう人だったというのもありますね。

2つ目は、私の休みに合わせてもらえることです。これは、ひとえに夫が自分のペースで仕事が出来る職業に就いているおかげ。何かと忙しかった学生時代より、むしろ二人の時間を取ることができているんじゃないかなというくらいです(笑)

周囲の会社員同士のカップルを見ていると、お互いの忙しい時期もあったり、仕事柄休みにくかったり、そもそも公休日が違ったりと休みを合わせることも難しいように感じます。
そのため、休みの合わせやすさは、片方、あるいは両方がフリーランスのカップルが良さを感じやすい点なのではないでしょうか。

逆に、フリーライターと結婚して悪かった点は、特にありません(笑)。強いて言えば、会社に関する話をしたときにあまり共感を得られないことでしょうか。会社に所属したくない夫と、会社勤めをしていたいと考える私では、なかなか意見が合わないこともあります。ですが、結婚生活を送るなかで、今のところ特に支障はありませんね。

まとめ

私は、夫がフリーライターでなかったら結婚に踏み切れなかったかもしれないと思うくらいには、フリーライターと結婚してよかったと感じています。

確かに、会社員と比較するとフリーランスは不安定な職業です。実際にフリーランスと結婚してみて、結婚に向いているのは金銭的に自立している人だと思いました。

そもそも、相手の職業が何であれ、結婚前に不安に思うことを共有して解決できる関係性であることが大事だと思います。フリーランスと結婚することに不安があるならば、まずはそのことを相談してみるとことから始めてみては?

個人的なケースではありますが、フリーライター(もしくはフリーランス)と結婚するか悩んだときに、この記事が参考になれば嬉しく思います。

ABOUT US
あさ
都内の大学を卒業後、ごく普通の会社員として働く副業ライター。夫はフリーランスのライター。スナメリとひよこが好き。